サヴァイブ9〜12章
ネタバレだけしかない!
感想と妄想
まずはクリアまでどうにかたどり着いたので、このゲームの良かったところを振り返ってみたい。
ストーリー面
- 随所にデジモンアドベンチャーをオマージュした展開がある
- エピローグの雰囲気も良い
- デジモンが死ぬなら人間だって死ぬよね?を体現したのがすごく良い!
- 声優さんの熱演が素敵!!
BGMとSE
- バトル中のデジモンの足音がドスドス鳴るのが良い
バトル面
- 自分で難易度を選ぶお手軽シミュレーションゲームで良い
- 3倍速で快適になる。たまにハメ技を見つけると嬉しい
味方素早いキャラが敵を凍結→敵のターン動けず→味方遅いキャラが敵を殴って凍結終了→…みたいなやつ
全体を通して、隣で見ていた息子くんが、おもしろかったっていってたのでよかった。リョウのリタイアとかは見せてないけど。
気になったところも振り返ってみたい。
- ダークな話とギスギスした話は違う
- 急にデジモンアドベンチャーみたいなノリで、心のパワーだけで解決していく(アイディア勝負とか論理的なバトルはない)
- 1周目での評価だけど、ストーリー自体は想像を超えない出来(大神+デジモンアドベンチャーのオマージュで新鮮味がない)
- 大筋でやりたいことは面白味があるんだけど、完成度が追いつけていない
- BGMが盛り上がらないので、メインテーマのアレンジ曲を増やしたりしてほしかった
- ストーリーが雑
ここが一番気になるところで、例えばリョウがリタイアしたあと、もっとあいつと話をしていればこんなことにはって言いながらシュウジを全く同じ流れでリタイアさせるから失笑してしまった。
これはよく考えると、リョウが生存してシュウジだけがリタイアするケースがあるからなのかもしれない。
他に致命的だったのは、ピエモンを相手に急に決戦だ!って言い始たあたり。敵の総戦力を知らないはずなのに決めつけで話進んでいくけど、それは完全に作り手の視点だよ。プレイヤーはその情報持ってないんだよ。
そのくせ、勿体ぶったことを言うキャラが真実を伝える頃にはプレイヤーはもう分かっている頃なので、全体的に情報の出し方、匂わせ方が上手くない。もう少し見直した方がいいよって言いたくなる。素人目線だけど!
とにかく全体的に仲間割れを見せられ続けるので、もっと楽しいやり取りを交えて真実に迫るやり方が好みかなって思った。少しSF小説とか読む人はみんな似たようなこと思っちゃう気がするよ。 - テンポが悪い
ストーリー自体は○ボタンを連打しても遅いけど、途中から右(スキップ)連打で快適になることがわかった。
バトルは3倍速にできることを知らないプレイヤーが多そうで心配。あまりゲームを遊ばない人が余計見つけにくいだろうに。オートでは進化ありの選択肢が上から2番目なんだけど、多分上にしたほうが良い。進化しないデメリットが大きいから。 - カメラシステムの意味がなかった
クライマックスの仕掛けをやりたかったんだろうけど、プレイヤーとしてはマップ移動の度にカメラを取り出さないといけないみたいな感じになるし、ゲーム体験としては邪魔になっていた。
ただ、終盤で急に写真を撮ってほのぼのな一幕があったので、もっとそういうのやりなよって思ってしまう。 - 昆虫型デジモンの羽音がよくない!!!!!
といった具合で、ひとつ褒めると10の改善点が見つかる出来だった。
ただ、こういう意欲作はもっと出して欲しい。デジモンを活かす道は新しい試みを重ねていくことで良いと思う!
真エンディング的なものがあると思うので、それをみたら最終的な感想をもう一回書こう。
あとは妄想。
途中でバッドエンドになりそうな選択肢がひとつあったんだけど、その時はもうその選択肢が出た瞬間に、タクマは自分の世界へ、アグモンは向こうの世界へ、アグモンは戦い続けるけど倒れてしまってタクマもそれとリンクして突然死するみたいなエンディングが見えた。ぜひそんな感じになって欲しいがどうなんだろうか。
次のプレイではその選択肢も試してみたい。
それと、ラスボスの主について根拠のない妄想なのだけど、エンドロールで四聖獣がいたから、例えば四聖獣自身、もしくはその配下の十二神将が主ではないかなあって。そうすると世界はパラレルで12種の育て方を試しているところだったりしないかなー。
ネタバレしかないよ!!!
早々に乗っ取られた巫女がラスボスになりかけてる。良い表情。
レナモンがいるので、多分最後は巫女モードになって救うとかなんだろう。まだ味方に究極体いないけど。
今回はパートナーデジモンの成熟期に四つ足が多いのは、ケモノガミ信仰のイメージに合わせて選んでくれてるのかな。
シナリオが想像を超えては来ないものの、楽しめる感じが続いていて良い。これならやっぱりもっと序盤から空気悪くしないで謎に迫る書き方できたんじゃないのって思うが、まあ、評価は最後まで遊んでから!
ネタバレあるよ!!!
ここにきてようやくシナリオが良い感じになってきた!
主人公が現実世界に戻ってくるパート。
決意を新たにあっちの世界に再び挑むのは良い!
これでこっちの世界に残るを選んだらエンディングひとつ埋まったんだろうか。
今回は弱ったピエモンに体当たりしてゲートに押し返すみたいな描写があったけど、サヴァイブの世界観だとゴツモンにすら人間は吹き飛ばされるって状態だったから、ピエモンなんかは押しても動かなさそうなんだけどな。
なんて気になるところもあったけど、ようやくシナリオが楽しめるレベルになった感じで良いね。
ネタバレ!あるよ!
5章でシナリオに不安と不満があったけど6章は!
6章は!
まあよかった!
でも納得いかねえー!
リタイアするわーこのキャラ絶対リタイアするわー!からの大丈夫でした!でなんか盛り返した風になったんだけど、ギスギスが長すぎるのと帰ってきた時の理由がいまいちわからんので、盛り上がって良いのかっていう感じだった(あとから説明はあった)。
あと敵の全容が掴めてもいないのに決戦決戦って言うの気になる。それって制作側からの神視点での言い方じゃないかなあ。
みんな絆を取り戻して戦線に現れるのも盛り上がりのひとつだったはずなんだけど、ノリが完全にアニメみたいなやつだった。このゲームは年齢層高め狙いのシリアス系にしたいのか、子供向けアニメみたいなノリにしたいのかよくわからないことが多い。
しかしストーリーはちょっと進んできた!まだこのゲームの評価を下すのは早い。と思う。
多分、教授の子供の頃がハルで、お姉ちゃんと一緒に神隠しに遭って教授だけが助かり歳をとったってことなんだろう。
そうするとハルの中身が管理者的なやつなのかな。もう少し早くストーリーの匂わせを出してプレイヤーの想像を掻き立ててもよかったような気はするけど。
LIVE A LIVE
ライブアライブついに遊び始めた!
西部編の満足感がすごい!声がついたことでグッと良くなってるー!!サンダウン・キッドがひたすら格好良い。
ネタバレ含むよ!!!
だから言ったじゃないですかぁー!!(ドンデンドンデン)
ストーリー展開で危惧していたことが起きたので、ちょっとサヴァイブのシナリオを信用できなくなってきた。
キャラが精神的に追い詰められていく→リタイアするって流れが前にあったから、その時に主人公たちは、もっと話をしていればこんなことにはならなかったのにって後悔していたんだよね。
なのにまた全く同じことやってんじゃん?
今回のリタイアに関しても事前にできることがありすぎたので、繰り返しにしか見えなかった。
もし今後も疑心暗鬼にとらわれたキャラからわかりやすくリタイアしていったらちょっとなあ。
ここからの逆転のシナリオに期待するしかない。
ただ、5章の偽物を見破るのも急に稚拙な展開になることがあって、おや?ってなるからちょっと諦めてきてるところあるけど。
バトルはワクチンとかウイルスとかの相性による三すくみはサイスルから続いているのは良い。進化による切り替えで有利な配置を作るのは楽しい。フリーデジモン(野良デジモン)も完全体に進化できるようになってきて、選ぶのがまた楽しい。
しゃもじのやつとか炭八とか気になるー!
そろそろ色々な脳内仮説が楽しくなってくる。
今回のストーリーで神隠しからの帰還のヒントのようなものが得られる。
神隠しの伝承があるなら帰還した子供がいるはずと。
ここで、敵方の情報を見ると「生贄を使って特殊な儀式を行う」らしい。脳内仮説は飛躍するわけだけど、1人戻るために1人分の生贄によるエネルギーが必要とかなったら地獄すぎる。
それとパートナーデジモンについて。
デジモンの通常の概念では、太一とアグモンはそれぞれ別世界にいてそれぞれの人生があって、途中で巡り合う戦友のような感じ。
今回もそういうお約束な出会いを果たしているけど、サヴァイブにおけるパートナーデジモンは人間=デジモンっていう感じの、鏡写しの自分、別世界の自分だったりしないだろうか。
それぞれのパートナーデジモンが理想像だったり深層心理だったりが色濃く出ているのはそういう設定ってことはないかなあ。
いよいよ公式からネタバレ抑えてねってお願いされてる5章!