
ペーパーバックもあるらしい。やるな。
サザエさんやいじわるばあさんの作者、長谷川町子先生の自伝エッセイ。マンガまじりのいつもの手書きの文字でユーモアたっぷりに書かれている。
読んでいて思うのは、長谷川先生の家はまあ裕福だったのだなあというところ。美術館とか旅行に行こうとか、お嬢様学校行っていたりとか、ちょっと仕事を休んでみるとか…実家が太い。やはりこれが最強。
そこに母子家庭の強き母がいるのが面白い。有名な先生に直接アポ取って娘を弟子入りさせてくださいよろしく!なんてそうそうできるものじゃない。
この強かさは真似したくてもできないな。
ただお金があるのではなくて、人付き合いやら善行にお金を全部使っていたようなので、貯金はないようだが困った時には助け合う関係も自然とできていたのだろう。
長谷川先生自身は学もあり、人間らしさもあり、運?もあり、その上で創作にあたっての苦労を見ると、今も昔も生みの苦しみは変わらないのだなあと思わされる。
面白かったエピソードは疎開先で延焼を防ぐため間引きで家をつぶすっていう話で、お隣さんがやけになって自宅をぶっこわしたら翌日終戦ってやつ。
それと原稿に追われた長谷川先生は作業机じゃなくてみんな揃ってる夕食の席でみんなご飯食べてる時に一緒のテーブルで原稿描くのが進みがよかったとかいうやつ。
長谷川先生は他にも結構エッセイ書いてるみたい。本当は遅筆じゃないだろうこの人…!
サザエさんうちあけ話
長谷川町子
2026/09/05 読了